「スマートライフ」とは、 省エネルギーを我慢や節約というイメージでとらえるのではなく、 もっと地球規模で考えて、エネルギーを効率的に使い、 かしこくシンプルな生活を実践していこうという 新しい省エネ型のライフスタイルのことです。 [衣]のスマートライフ 現在、日本のオフィスで設定している冷房温度は、平均約26℃です。 ネクタイを外すだけで体感温度が 下がり、ジャケットを脱ぐと2℃涼しくなるという結果も出ています。 また、冷房温度を1℃高くすると、全体のエネルギー消費量が約10%減少するといわれています。 全員がノージャケットを実践すれば、さらに高い省エネルギーが実現できることになります。 [食]のスマートライフ ごみまで買っていませんか?買い物をすると必ずと言っていいほどついてくる包装材、 結局捨ててしまうことの多いこれらを作るためにも、エネルギーは使われています。 ばら売りや、量り売りでの購入などちょっと気にかけることでも省エネができますね。 ■冷蔵庫 冷蔵庫の中に、根菜類や乾物、レトルト食品など常温で保存できるものが入っていませんか? これらを取り除くことで、冷蔵庫の詰め込みすぎによる冷却効率の低下を防ぎ、エネルギーを効率的に使うことができます。 ■ガスコンロ ガスコンロのメニューでエネルギー使用量を最も多く使っているのは和風のおかず。 みそ汁、焼き魚、煮物など、ガスコンロをよく使う料理が多いですが、ガスコンロだけでなく、 下ごしらえに電子レンジ、煮込む際には保温鍋を使うなど、調理器具の使い方を工夫すると効率的です。 調理の場面では省エネできるチャンスがたくさんあります。次のページでチェックしてみましょう。 ■お湯を沸かすときもひと工夫 レトルト食品などを温めるときは、水から沸かさずに、給湯器のお湯を使うと、エネルギーロスが削減できます。 給湯器はガスコンロと比較して熱効率が高いからです。 ■家族の食卓 バラバラの食事は温め直しや保温が必要となり、家族みんなで一緒に食べるときよりエネルギーを使います。 家族みんなの食卓で、団らんとスマートライフを実現しよう。 ■毎日食べ物が捨てられています とりあえず買って、とりあえず保存しておく、そんな“とりあえず”食品は、結局食べきれないで捨てられています。 どんな食べ物にもエネルギーが使われています。 食べ物の大切さも考えて、計画購入、計画調理を心がけ、食品廃棄を減らしましょう。 食材はなるべく使い切る。野菜の切捨てなど捨てる部分を最小限にする。大根の葉っぱも料理に利用しよう。 ごみに出せばおしまい…ではありません。出されたゴミが最終的に処理されるまでにも、エネルギーは使われます。 上手な購入や料理でゴミの量を減らすだけでなくゴミの出し方を工夫することも省エネにつながります。 生ゴミをどのように処理していますか?EMの紹介。 [住]のスマートライフ 電力の使用料金をリアルタイムに表示して、省エネ行動を喚起させる電力使用料金表示システム「省エネナビ」というものがあります。 目に見えないエネルギーが金額で見え、さらに、目標を設定できて、いつも目標と実際の使用量を見比べることができます。 「省エネナビ」によって誘発される省エネ行動の多くは、 「電気製品のプラグを抜く」「主電源を切る」「冷蔵庫の開閉は手早く少なく」など、 身近で簡単なこと。省エネの入り口は、気づいたことから、できることから、といった小さなところにあります。 また「省エネナビ」があることで、ガス、水道、車といった電気以外の省エネルギーにも目が向き、 省エネ型照明や家電品への買い替えといった合理的な省エネルギーを考えたり、 家族で省エネルギーについて話をしたり、ちょっとした気くばりで、ぐっと効果が上がります。 皆さんも利用してみませんか? とはいえ、ちょっと高価なので、余裕がない方は\3000くらいで「エコワット」という商品もあります。 それぞれの電化製品がどのくらい電気を使っているかを調べることができます。 省エネナビももう一桁安くなればいいんですけどね。 さぁ、皆さんの家庭での省エネへの取り組みが大切です。 ご家庭での省エネの取り組みを、もう一歩進めてみましょう♪ かしこく選んで、かしこく使う!家計にも地球にもやさしいスマートライフを送ろう! あなたの小さな取り組みの積み重ねが、日本全国で大きな省エネ効果を生みだします♪ 次へ→ |
出典:(財)省エネルギーセンター |
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